みずほ台ヤンガース健闘
■二回戦(8/2)の結果
 2回戦の相手は西東京代表の住吉シャークス。1回裏ヤンガースの攻撃、四球、相手エラー、内野安打などで1アウト満塁。ここで前日本塁打を放っている田中。強振したバットから放たれた打球はあっという間に左中間を破るタイムリー2塁打、走者3人が笑顔でホームイン、この回もう1点を加え4ー0。これはかなり有利かと思われましたが、2回表、四球・死球・四球・内野安打・四球・ワイルドピッチと、相手は何もせずの3点を献上。渡辺監督、たまらずエース小山をサードに、ピッチャーを小島に交代させましたが、この回結局2安打で6失点。
 連投の小山、さすがに疲れが見え嫌な点の取られ方。試合の流れは完全にシャークスかと思われましたが、またしてもこの嫌なムードを振り払ったのは田中のひと振り。ヒットの佐々木を塁に置きレフトオーバーのフェンスまで達する2ランホームラン。ベンチも応援席も活気付く豪快な一発で2回を終わって6ー6の同点、試合は振り出しに。
 3回表、乱調で降板した小山が再び登板。ベンチで渡辺監督の雷が落ちたのか、見違える様なピッチングを披露し結局3.4.5回を0点に抑えます。一方、打線は相手エラーで勝ち越し、6番寄持にダメ押し3ランホームランが飛び出すなど、終わって見れば10ー6での大逆転勝利でした。
■三回戦(8/3)の結果
 3回戦の相手は足立区代表のジュニアヤンガース。1回表、いきなりセンターの頭を抜かれるも、好返球・好連携で3塁タッチアウト。いい流れかと思いましたが、相手投手をなかなか崩せずゼロ行進。3回表、内野守備陣の乱れで1点を献上。5回表、連投の小山の疲れがピークに達し、連続四死球に本塁悪送球などが重なり、交代した小島とともに一挙7点を奪われ、0−8の5回コールド負けとなりました。
 しかし、富士見・三芳勢としては数年振りのベスト16と立派な成績を残したみずほ台ヤンガース。今年の後半戦も台風の目であることには変わりなさそうです。
 なお、優勝は、招待チームである大阪府代表池田A・Gでした。
         (取材:連盟事務局)

―第30回記念くりくり少年野球選手権大会―

     赤塚不二夫さん逝去
 一度見たら忘れられないくりくり大会のキャラクター「デカメ」。その産みの親で数多くのヒット漫画を世に送り出した赤塚不二夫さんが亡くなりました。72歳でした。
 亡くなった日は、奇しくも大会中の8月2日。翌3日には西部ドーム球場の電光掲示板に追悼メッセージが表示され、日本を代表する大漫画家の冥福を祈りました。
 記念大会となった第30回くりくり少年野球選手権大会は、北は札幌から南は福岡までの各地区予選を勝ち抜いた40チームが、8月1日からの4日間、西武ドームにおいて熱戦を繰り広げました。
 富士見・三芳ブロックからは、地区予選で富士見ファイヤーズを下したみずほ台ヤンガースが出場しました。

■初戦(8/1)の結果
 初戦の相手は地元所沢市代表の所沢リトルライオンズ。試合は2回に1点先制されるも、田中の左中間への同点本塁打ですぐさま追いつき、3回には佐々木のタイムリー3塁打で勝ち越し、その後も小山の本塁打などで着実に追加点を奪いました。投げてはエース小山がリトルライオンズ打線を散発のヒット4本1点に抑え4−1で快勝しました。